PC買い替えました。Intel Core i7-8700K搭載のいいヤツです。前のPCがグラフィックボードを認識しなくなってしまい、購入からも5年というのもあり買い替えてもいいかなと思いまして。今回はサイコムのBTOパソコンにしました。今回というか、ここんとこPC買うのは毎回サイコムです。むか~しPCを買う時に「サイコムのBTOパソコンはケーブリングが美しい」という評判を耳にしたのがきっかけ。
皆さんは、自作PCの内部を見たことがあるでしょうか? ケーブリングに心得のないアマチュアが組んだ自作PCの場合、電源ケーブルやら、シリアルATAケーブルやらが筐体の内部をあっちゃこっちゃにのたうち回っているのが普通です。一方でサイコムのようなプロフェッショナルが組んだ場合、ケーブルを上手にタイラップでまとめたり、ケーブルを這わせる所が上手だったりと、とにかく整然としていて美しいのです。ですから私がサイコムでPCを買うと毎回、筐体の蓋を開けてみて
「うん、今回も美しいケーブリングしているね!」
と確認するのが恒例の行事となっております。
美しいケーブリングの確認の儀
ケーブリングが汚い
そのピッカピカの新PCを早速設置したのですが、ケーブリングがとにかく汚い。サイコムではなく私のケーブリングが汚い。電源ケーブルやらディスプレイのケーブルがあっちゃこっちゃにのたうち回っています。
なにも考えずにやったらこんな感じのケーブリングになりました。醜い、君は醜いアヒルの子だわ。
これはやばいと、慎重に慎重にケーブリングし直したのがこれなのですが、改善された感がまったくしない。むしろ若干悪化したまである。んなあぁ。
ケーブリングとはなんぞや
薄々感づいてはいたのですが、私にはケーブリングの才能がなさそう。天から決定的に見捨てられている感がある。神に見捨てられた私ではありますが、そんなことで萎縮してしまうほど聞き分けはよくありません。才能がない私にも出来ることはあるのではないか? 私にない才能は、正確には
「ケーブルを整理する事でケーブルにある種の機能美を持たせる才能」
であると思われます。汚いケーブルに対して、機能美でもって対処するというわけです。重要なのは汚いケーブルをなんとかするということであって、機能美はあくまで手段に過ぎません。ならばケーブリングには、他のアプローチだってあるのかもしれません。いやあるに違いない、あるべきだ! 今日は新たなケーブリングの可能性を模索したい。
キャラクター性を持たせるケーブリング
ケーブルがこうも嫌われる理由を考えてみたのですが、やはり一番の理由は醜いからだと思う。デスクトップPCを使う以上ある程度のケーブルは必須です。必要なのに小汚い。もう愛は無いのに経済上の理由から夫と離婚出来ないみたいな。大体、ただニョロっと生えているだけのケーブルは芸がなさ過ぎます。愛されるための努力が不足している。そこで、ケーブルにキャラクター性を付与して、つばを吐きかける対象から、眺めて愛でる対象に昇華させるというプランはどうでしょうか。試す価値はある、実行あるのみ。
方向性は大きく間違ってはいないという感触はあります。ただ改善の余地も大きいです。少し経つとガムテープが剥がれてきて余計汚くなりましたし、そもそもこのキャラクターはウォルト的な所から怒られる可能性がある。
注意をそらすケーブリング
ケーブルそのものの改善は諦めて、周辺の環境に手を入れてみてはどうだろう。ほら、昼間の空にも星々は実はあるじゃないですか。太陽という圧倒的明るさ星があるために埋没しているだけで。この話はケーブルにも応用出来ます。ケーブルのそばに圧倒的な存在感をもつ何かを配置して、ケーブルから注意をそらせばいい。
いやー諭吉さんの存在感はマジぱねーっす。諭吉さんを見かけた瞬間ケーブリングをしていたことすら忘れた。でも諭吉さんは存在感が大きすぎた。PCで作業中も諭吉さんの事が気になって気になって仕方がない。結局「椅子のローラーで踏んでしまったら大変」という理由をつけてお財布に回収してしまいました。
木を隠すなら森の中ケーブリング
ケーブルが嫌ならば隠してしまえばいいのでは。簡単な事じゃないですか。板とかで蓋をしてしまうのはあまりにも芸がありません。もっとエレガントなアプローチをとりたい。「木を隠すなら森の中」という有名な格言があります。そっちでいきましょう
というわけでケーブルを増やしてみました。いやー見事に元々のケーブルは隠れましたね。あまりのケーブルの圧で、元々のケーブルは全く見分けがつきません。そうだねー、隠れたわ、うん。隠れた、隠れた。
消し去りたいケーブリング
増やしたケーブルを片付けてたらなんか腹が立ってきました。なんで私がこの大量のケーブルを片付けないといけないのか。ケーブルとか偉そうな名前がついてますがしょせんはヒモですよ。そんなヒモ野郎になんで人間様が気を使って右往左往しなければならないのか。なんのために生えてるのよ。あームカつく。もう、もう、もう! このヒモ! 甲斐性なし! あんたなんてどこかに行っちゃえばいいのに。