皆さん旅行ってどんな感じでやっています? 私の中での旅行って、要は移動なんですよね。例えば京都旅行だとしたら、新幹線で京都まで移動して、清水寺に移動して、金閣寺に移動して、鴨川に移動して水炊きを食べる。私が旅行すると、常に移動しているような感じになる。だって旅行なんて普通そんなものでしょう?
でもこの前ブログかなにかで、こんな旅の過ごし方を見かけました。
夏は毎年石垣島に行っています。そして日がな一日浜辺で波を眺めながら何もしないで過ごすのです。
おぉ、と思いましたね。なるほどねー。そんなバケーションの過ごし方がありましたか。旅行と言えばとにかく移動しまくって、移動疲れしてた身からすると目から鱗です。わざわざ高いお金と時間を使って石垣島まで行って何もしないとかすごい贅沢な気がするぞ。そんな豊かな時間を過ごす事によって、日頃のしがらみから解き放たれ、私の心は青い海の如く澄みわたるに違いありません。私もそんな余暇の過ごし方をしてみたい。
行ってみた
そんなわけで ↑ こんな感じの、ガチ南国のガチビーチに旅行に行ってきました。こういった場所をビーチリゾートというのでしょうか? 青空ドーン、雲バーン、白い砂浜ズガーン、ヤシの木ニョキー。ふぁーーーすごいわ、すごく海、ふぁーー。ちなみに一人旅であります。なお具体的な場所は、話の筋と関係ないので特に言及しません。
よーし、ビーチサイドで何もしない一日スタートだ!
5分後
海が綺麗だわ。そして風が心地よい。
10分後
あれ……これって?
15分後
暇です。暇すぎて死にそう。もう死んでる可能性すらある。海眺めるの飽きた。これは何の罰ゲームだろう。
私なりのやり方を模索する
日がな一日どころか15分で限界が来てしまいました。これはどげんかせんといかん。大体、人間はまったく何もしないって無理なように出来ているのでは。だって自分の一日を思い起こしみてください。 一日の間でなにもしていない時間ってどれだけあります? 私も考えてみたのですが、お風呂に入ってふーってなっている時と、布団に入って眠りつくまで時間ぐらいしか、純粋に何もしていない時間なんて無い気がする。それ以外は常に何かをしている。余暇の時間だって、ゲームしたり、WEB眺めたり、動画みたりしているし。つまり人間は、覚醒している間は何かをしていないと耐えられない生物なのではなかろうか。
こうなってくると前述の、石垣島で一日中なにもしないと主張するブログの信憑性に疑問がでてきます。それ実話です? 本当に何もしてないの? 何もしないってそれはもう完全に拷問じゃない? だから、実は細かく記載していないだけで、読書をしたり、昼寝をしたり、泳いだり、砂で城を作ったりしていると思うのです。そうに違いない! だって暇だもの!
というわけで私も先人にならい、ビーチサイドでの読書を開始しました。ちょうどマリア様がみてるをKindleで読み返しているところなのです。全39巻なので、読み終わってしまう心配はまったく無し。実質無限。「ああ、お姉さま!」
クーラーは偉大
最初は調子が良かったのですが、日が高くなってきたら暑くなってきましたよ。こんな南国の野外で本読んでいたらそら暑いわ。なんで私はこんな所に居たんだっけ? というわけで、ホテルに戻りました。ホテルってクーラーが効いてて気持ちいいーーー。びっくりするぐらいマリみてが捗りました。
そんなわけで、ビーチリゾートに出かけて、ホテルで日がな一日マリみてを読むという大変有意義な余暇を過ごしてきました。やはり人間は、好きなことをして過ごさないとダメですね。
限界まで攻めていけ
ただ、今回の旅ですが帰って来てからずっと引っかかるものを感じていました。ビーチサイドで何もしないのは無理だったのでマリみてを読むように、 ビーチサイドは暑かったのでクーラーの効いたホテルに移動、こんな風により快適な環境、より有意義な余暇のために改善を行い、事実として有意義な余暇を過ごしたのです。それでいてなお、私の直感がもっと出来ることがあったと告げている。どこに問題があるのかはわからないけれど、問題があったことだけはわかる。こういった時は、状況を整理して書き出してみるのが上策でしょう。私の南国旅行を端的に書き出すと以下のようになります。
南国のビーチリゾートに出かける
↓
クーラーの効いたホテルでマリみてを読みふける
↓
南国のビーチリゾートから帰ってくる
あ、私わかっちゃいました。なんだ簡単な事じゃないか。どうみても無駄なことをしている。つまりこういうこと。
空調の効いた自宅でマリみてを読みふける
これだけでよかったんや。旅行ならどこかへ出かけないといけないという既成概念に縛られていたんだ。時間とお金をかけて南国に出かける必要なんて最初からなかったのです。だって自宅に居た方がマリみてを読むのにより効率的なのですから。この事がわかっただけでも、わざわざ南国まで行った価値があるというものです。よい気づきが得られました。
南国のビーチリゾート旅行のすすめ
それ以来、毎日、南国のビーチリゾート旅行(から無駄な事を投げ捨てて自宅でマリみてを読む行為)をしています。 南国のビーチリゾート旅行(を最適化した自宅マリみて)は移動時間がゼロなので毎日旅行に行けてしまうのが素晴らしい。私の心は青い海の如く澄みわたっています。皆様も南国のビーチリゾート旅行(マリみて)をしてみてはいかがでしょうか?